暗闇ごはん Online

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新型コロナウィルスの蔓延に伴い提言された「新しい生活様式」では
毎日の食事についてもこのように提案されています

・大皿は避けて、料理は個々に
・対面ではなく横並びで座ろう
・料理に集中、おしゃべりは控えめに

実はこれ、お寺では当たり前のように行われていることです
誰もが決して自粛できない「食べる」という行為

それを通じて心が、体が、どのようにして今ここにあるのか
自分にとって本当に大切なことは何か
自分とは何か

そんな根源的な問いを見つめてみませんか

今、私たちを取り巻く生活様式は変わってきています
毎日出社することが当たり前だった日々は過ぎ
リモートでの仕事が増えてきました
子どもたちは学校に登校することがなく
イベントも自粛の一途をたどっています

これを日常が奪われてしまったと嘆くのは簡単ですが
「一つの機会」として捉えてみてはいかがでしょうか

会社にいけなくなって初めて考えているのではないでしょうか

一体なぜ会社があるのか
一体なぜ毎日会社に行くのか
   
嘆くだけではなく
一度立ち止まって考える

そんな時間を暗闇の中、食べることを通して持ってみませんか

「暗闇ごはんOnline」概要

【テーマ】
目を閉じて食べることを通して「自分が何を大切にして生きているか」を感じ言語化、グループで共有していきます。昨日までの生活が急に変わった今こそ、自分が本当に大切にしたいものを見つけることができます。

【体験概要】
このワークショップでは参加者が各自一口大の食べ物(お菓子など)を用意いたします。それをファシリテーターの話を聞きながら目をつぶってゆっくりと食べ、そして一口ずつ出される質問について考えます。例えば・・・

「目の前の食べ物は、誰が、何を使って生産し、どのような人が関わってここに運ばれたのか想像してみて下さい」というふうに。

はじめは農家の人やお店屋さん、料理をした人といったものを思い浮かべますが、想像をふくらませると、トラックの運転手、信号の管制官など流通に関わる人など横のつながりを連想したり、種苗を日本に輸入した人や栽培のノウハウを構築した人など、歴史上誰が関わってきたのかという縦のつながりにも思いが至ったりと、想像は尽きません。

こういった質問を一口ずつ繰り返します。参加者は質問を通じて自分自身のことを見つめ直し、忙しさにかまけて見失いがちだった「自分が何を大切にして生きているか」を感じることになります。 こうして得た内省をグループで言語化、共有していきます。

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